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猫を飼うなら

まずは、猫を飼う上で必要な健康管理の方法を知っておきましょう。

・誕生
室内で飼いましょう。
「猫は外で飼うのが当たり前!」、これは古い常識です。外は車や農薬、殺鼠剤など、猫にとっては危険な物がたくさんあります。猫は、室内でもたくみに遊び場を見つけ、楽しむことが出来るペットです。また、犬と違い、係留義務のない猫は、他人の敷地にも入り、排泄や爪とぎをしてしまい、ご近所さんとのトラブルに発展するケースも多々あります。
社会のルールを守って、飼い主さん、猫ちゃん共々、楽しく住める室内環境を作りましょう。

・生後2〜3ヶ月頃
混合ワクチンを接種して病気に負けない体づくり。
生後間もない子猫は、ウイルスと戦うための抗体を、母乳からもらいます(移行抗体)。この移行抗体は、生後数ヶ月にわたって、子猫を危険なウイルスからガードする働きをします。しかし、その効果は徐々に減少し、ウイルスに感染しやすくなってしまいます。このため、ワクチンを接種し、抗体を増やす必要があります。
しかし、移行抗体の影響で期待した効果が得られないことがあります。このため、生後2ヶ月目と生後3ヶ月目に2回混合ワクチンを接種し、病気に負けない体づくりをしましょう。

・5月から10月(年齢に関係なく月一回)
フィラリア予防、ノミ・ダニ予防をしましょう。
フィラリア症(糸状虫症)とは、そうめんの様な細長い寄生虫が心臓や血管に寄生して起こる寄生虫感染症です。犬の病気と思われがちですが、猫にも発生します。糸状虫の幼虫(ミクロフィラリア)を蚊が媒介するため、春から秋にかけた蚊の活動シーズンに伝染します。感染すると治療も困難で、死亡率も高い病気です。このため、離乳が終わったら、5月から10月まで毎月一回、背中の皮膚に塗るタイプの薬を使用して、フィラリアを予防しましょう。
※このお薬は、ノミや耳ダニ、お腹の寄生虫なども一緒に予防できます。

・生後6ヶ月頃
去勢・避妊手術をしましょう。
発情による動物のストレスや、望まない子供を新しい飼い主に出す苦労、母胎の負担を考えると、子供をほしい場合以外、去勢・避妊手術をしましょう。また、育てられないからといって子供を捨ててしまう行為は、犯罪行為(動物愛護法違反)です。猫種や体調によって異なりますが、生後6ヶ月頃から手術が可能です。

・定期的に
健康診断を受けましょう。
年に3〜4回、定期的に健康診断を受けましょう。糞便検査や血液検査を行うことで、病気を早期に発見でき、悪化を未然に防ぐことが出来ます。
病院に行くときは、糞をラップなどにくるんで持って行くと良いでしょう。

<出典 本田動物病院>


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